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2011 Rd.17 インドGP採点
1 セバスチャン・ベッテル(優勝):10.0
今季飽きるほど見せつけられたパーフェクトなレース運び。PP、優勝、FL、全ラップリードは自身初のグランドスラム、このピレリタイヤでやってのけたことに価値がある。最終ラップのファステストラップはいたずら小僧の本領発揮。冷やっとしたのは最後のピットストップエントリーで孕んだことだったが、あのほうが速いかもしれない。レース後の公式会見でダン・ウェルドンとマルコ・シモンチェリについて触れてくれた。あらためて失われてしまったすばらしい2人の選手を悼みたい。
2 マーク・ウェバー(4位):6.5
最終スティントでタイヤ交換したばかりのアロンソを追いこんだが、オーバーテイクには至らず。タイヤに熱が入る前、バックストレートでのチャンスに賭けたものの直前のターン3でフロントタイヤを流すミスを犯してフェラーリは彼方へ、万事休す。こういうところが今季勝てない原因のひとつか。
3 ルイス・ハミルトン(7位):5.5
フリー走行でペレスともども黄旗を無視し3グリッド降格となったのがケチのつきはじめ。24周目のターン5でまたしてもマッサと接触しフロントウイングを壊した。いつもに狼藉と違い相手に責任のあるアクシデントだったが、これまでの振る舞いを考えれば呆れられても仕方ないというのもたしか。予選までの迫力を決勝では感じられず、どうも表彰台圏内からこぼれるととたんにモチベーションに傷がつく傾向が目立つ。レース後の無線は通夜のようだった。
4 ジェンソン・バトン(2位):8.5
オープニングでウェバーを交わしたことで2位争いの主導権を握った。KERSのエネルギーを使い切ってDRSからの攻撃を防御し続けたのはレース序盤のハイライト。とくにターン3のインの閉め方は独特で興味深いラインだった。
5 フェルナンド・アロンソ(3位):8.0
むしろフェラーリが苦しむと見られるコースでこそパフォーマンスが光る。表彰台の想像はできなかったがレースに入って良好なラップを叩いてウェバーを食った。ランキング2位を狙いたいが、相手は目下--王者を除いて--最強の敵。
6 フェリペ・マッサ(リタイア):3.0
ターン5でハミルトンにスペースを残さず接触しペナルティ……これまでの意趣返しに見えなくもなかったのはさすがに穿ちすぎ、と思いたい。それより高速右~左の連続となるターン8~9コンプレックスが鬼門。土曜日はターン8の縁石に右フロントを引っかけてサスペンションを壊し、レースではターン9で鏡に映したようなミスを犯し左フロントのアップライトを折った。学習してる?
7 ミハエル・シューマッハ(5位):7.0
予選こそ苦しんだがスタートで大きくポジションをアップ、タイヤの特性と勝負の勘所を的確に見極めてピットストップでチームメイトを鮮やかに逆転した姿は全盛期の能力の一端を思わせた。今季もっとも気持ちいいレース。
8 ニコ・ロズベルグ(6位):6.5
あまりにいつもどおりすぎて論評に困るのはむしろ抜群の安定感の証。ピット戦略でシューマッハに先行された直後、DRSギャップに飛び込めなかったことで白旗となった。
10 ヴィタリー・ペトロフ(11位):5.0
ルーキーイヤーの悪癖が戻ってきたかのように、大小いくつかのミスでタイムを失う。丁寧に走ればもう少し早くペレスとのバトルに持ちこみ、パッシングのチャンスがあったかもしれない。
17 セルジオ・ペレス(10位):5.5
スタートでハードタイヤを履いてきたところからこの結果は予想できた。どんなサーキットでもタイヤをマネージしきる能力は一級品。ただし黄旗無視でペナルティは今季2度目、バトルでの動きも少し危うい。
18 セバスチャン・ブエミ(リタイア):6.5
シーズンも最終盤にさしかかり絶好調、すばらしいスピードで地元フォース・インディアを追いつめたがエンジンが火を噴く。非常に残念。
19 ハイメ・アルグエルスアリ(8位):8.5
予選から決勝にかけて隙のない完璧なレース運び。同僚が不運に見舞われた分もきっちり仕事をこなしてわずか2戦で10ポイントを稼ぎ出した。ザウバーはもう眼中にない。チームのターゲットがフォース・インディア、ランキング6位なのはもちろんのことドライバーとしても小林を抜いてスーティルまで届かせたい。
番外編 犬(DNS):7.0
まだまだ戦闘力が高いとは言えないいわゆる新興3チームなら勝負になるとばかりロータスにブレーキング勝負を挑む。さらに予習の成果かスムーズなライン取りでコースを駆け回り、スピードトラップ計測をアピールした。世界に存在を示したが無念にも赤旗。