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2012 Rd.4 バーレーンGP採点
1 セバスチャン・ベッテル(優勝):9.5
復活のポールポジションは、去年同様に完璧にまとめきったフライングラップによってもたらされた。ホールショットを鮮やかに決めてたった2周で3秒をつけて勝ちパターンに持ちこんだ。第3スティントでライコネンに食われかけたが、もっとも危うかった36周目ターン1のブレーキングを制して勝負あった。らしいレースで気付けばポイントリーダーへ。
2 マーク・ウェバー(4位):6.5
チームの上昇気流を完全には掴めず、スピードはあったがトラックポジションで勝負できなかった。2ストップで逃げるディ・レスタに苦戦、DRSを使いながらも捕まえるのに時間がかかったことで表彰台から遠ざかった。ベッテルが昨季の勝ち方なら、ウェバーは昨季の負け方。
3 ジェンソン・バトン(13位):5.0
地味ながらなんとかディ・レスタを追いこみ6位に手をかけたかと思った瞬間、エキゾーストのトラブルでピットインを余儀なくされ、チェッカーを待たずにマシンを降りた。
4 ルイス・ハミルトン(8位):5.5
ピットストップに失敗した直後の10周目、ロズベルグとのバトルでとつじょラリードライバーに変貌、砂(実際は砂色の舗装)の上を走ってパッシングを決めた……ルール上はだめだけど、まあいいものを見た。レースはピットワークに泣く。
5 フェルナンド・アロンソ(7位):7.0
苦しいのは間違いない。間違いないが、抜群のスタートとポイントを押さえたディフェンスでハミルトンに仕事をさせなかった。
6 フェリペ・マッサ(9位):6.5
予選に苦労したが、スタートで飛び出してポイント争いの主導権を握った。ようやくポイントを獲得し、ほっと一息。燃料を有意義に使えた。
7 ミハエル・シューマッハ(10位):6.0
予選上位の過去2レースでは不運に泣いたが、予選Q1でノックアウトされたときにはポイント圏内に戻ってくるのだから不思議なもの。グリッドを考えればロズベルグと15秒差は立派。
8 ニコ・ロズベルグ(5位):6.0
ターン4過ぎの短いストレートでハミルトンとアロンソをコース外へと押し出すような動き。優勝で浮かれたわけでもあるまいが、この後2件の審議にどう処されるだろうか。
9 キミ・ライコネン(2位):9.5
真の復活はこちらの王者か。予選11番手からスタートを決め、余らせた新品タイヤを存分に使って逃げ切りを図る昨季王者の尻尾に食いついた。最終スティントはベッテルの速さに屈したが、表彰台の中央は十分に見えた。33周目ターン6のブレーキングは重厚と鋭利を併せ持った聖剣のような切れ味だったが、公式会見のしゃべりは相変わらずなまくら。
10 ロマン・グロジャン(3位):8.5
ロケットスタートを決めて一気に表彰台圏内に浮上し、7周目のターン1でDRSからハミルトンに食いつく。チャンピオンを料理していよいよ存在感をアピール、キャリア初のポディウム登壇をはたした。ライコネンとは戦えなかったが、確実にF1ドライバーに戻りつつある。
11 ポール・ディ・レスタ(6位):7.5
20周目、マルドナードとペレスがバトルで外に孕んだ瞬間を見逃さずに2台まとめてパッシング。スピードは持ちながらアピールポイントの少ないドライバーが久しぶりに魅せた。ソフトタイヤスタートから丁寧にタイヤを使い唯一2ストップを成功させ、トップ5チームのドライバーが入賞圏内にずらりと並ぶなか中団勢で唯一ポイントを獲得した。不調を伝えられたフォース・インディアも徐々にスピードを取り戻し、混戦に一役買う。
番外編:川井一仁:7.5
川井ちゃんは政情不安で危険なバーレーンには入らず珍しく東京のスタジオで解説を担当。全員でおなじ画面を見ているためだろう、現地にいるときとくらべてコミュニケーションがスムーズで、なんとも落ち着いた話しぶりとなった。いつも実況に対して問い返すあの「はいぃ?」を聞かなかったのは初めてかもしれない。現地で情報を得られなかったりドライバーに直接話を聞けなかったりと問題も多いだろうが、視聴者としてはこのスタイルのほうがいいんじゃない?