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2011 Rd.2 マレーシアGP採点
1 セバスチャン・ベッテル(優勝):10.0
危なげない勝利、揺るがない集中力。あどけない外見とは裏腹にアンタッチャブルな速さを持ち、そのうえレース運びもメリハリが利いた狡猾なものだった。マクラーレンが差を詰めてきているのは確かだが、このレースに限ってはそれもコントロールのうち。ハッキネンの速さとシューマッハの強さを合わせ持つドライバーになるかもしれない。
2 マーク・ウェバー(4位):6.5
KERSの不調によりスタートで大きく順位を落とし、序盤は小林と何度も抜き合いを演じたが、ほんらい格の違う相手で手こずっている場合ではなかった。4位は上位の接触による棚ぼたで、調子自体には不満。トラブルが彼の方に頻発する不運はあるものの、去年のチームメイトがそれを乗り越えてチャンピオンになったことを忘れてはならない。
3 ルイス・ハミルトン(8位):5.0
進路変更からアロンソと接触した件だけで5.5をつけるつもりだったが、レース後にペナルティを受けたことで5.0に落とした。抜かれそうなときにウィービングするのは悪い癖。なんども注意されていることなのだから自省してもらいたい。
4 ジェンソン・バトン(2位):8.5
言うことがないほど安定したドライバーだが、決勝最終スティント以外はハミルトンに対してポジティヴな面が少なかったことも事実。タイヤをいたわる力は随一でプライムタイヤがあっていそうなので、戦略面でうまく立ちまわってもらいたい。
5 フェルナンド・アロンソ(6位):6.0
ペナルティの件はどちらかと言えばハミルトンに責があるとみる。土曜日は呆然とした顔で膝を抱えていたがロングランは悪くないペースで、戦えるポイントを探り出せたという意味ではほんの少しだけ明るく中国に飛べるだろう。追い抜きで近づきすぎてフロントウイングを壊すのはありがちだが、KERSとDRSのある今季は速度差が非常に大きくなるので注意を要する。
6 フェリペ・マッサ(5位):6.5
開幕戦に比べれば持ち直したが、まだ全体的にチームメイトに対して一回り劣る。まずは予選で互角に渡り合うこと。グリッドが2つ上がれば戦い方はガラリと変わるはず。
7 ミハエル・シューマッハ(9位):6.0
クルマなりのレース。だが90年代後半のフェラーリでの走りを考えると、クルマなりのレースしかできなくなったことに衰えを見てしまう。レース終盤のコースオフが不安。
9 ニック・ハイドフェルド(3位):8.0
スタートのジャンプアップだけでチケット代の価値はある。ハミルトンのレースプランを見事に打ち砕いた。表彰台は幸運に見えるが、もちろんあのスタートがあったからこそ。
10 ヴィタリー・ペトロフ(17位):5.5
アブダビ、オーストラリアとパーフェクトな走りを見せていたのに、ここではレース中に大きなミスを犯す悪い癖がまた顔をのぞかせた。つまらないミスから縁石で跳ねてステアリングを壊し、ついでに距離表示板も破壊して4ポイントをふいに。とはいえスピードには満足。
12 パストール・マルドナード(リタイア):4.0
ウィリアムズの不調もあるが、GP2チャンピオンにして予選でチームメイトに対し0.9秒、前車に対して0.6秒のビハインドでQ1敗退という結果はさすがにいただけない。資金力がチームの不満を抑えこめるうちに順応してほしい。トラブルでまだレースの2割も走れていないのは気の毒、まずは完走を。
15 ポール・ディ・レスタ(10位):7.0
予選でエイドリアン・スーティルを破って決勝でもメルセデスの背後を窺える位置で戦い続けた。ミスのないクルマに忠実な走りはさすがにDTMのチャンピオンといったところ。ペレスとベストルーキーを争うことになるか。
16 小林可夢偉:8.0(7位)
ついにQ3を新品のオプションタイヤで戦えるところまできた。つねにバトルを繰り広げながらタイヤをいたわり、上位勢唯一の2ストップを完遂したのはただ速いだけではない能力の幅広さの証。ただ結果的には3ストップのほうがよかったか。
番外編 今宮純:採点不能
フジテレビNEXTの解説でレース前いつものように見どころについて触れた後、なんとレース半分以上を消化した31周目に竹下アナウンサーに呼びかけられるまで一言も発さず完全に姿を消し、しゃべりたがる川井ちゃんとオグたんに活躍の場を与える黒衣に徹した。その後も振られたときに聞きづらい声で要領を得ない話をぼそぼそするだけで、他人のしゃべりにかぶせて自分の話を続けるいつものキレはついに見られなかった。てかなにがあったんだ。