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2011 Rd.12 ベルギーGP採点
1 セバスチャン・ベッテル(優勝):8.5
記録的にはレースを安定的にリードしているように見えたが、すべてのタイヤに刻まれたブリスターの跡は4戦ぶりの勝利がかならずしも楽なものではなかったことを物語る。それでも夏休み前の劣勢を跳ね返すスピードを発揮し、いよいよチャンピオンシップに片手をかけた。
2 マーク・ウェバー(2位):8.0
今季はとにかくスタートが悪すぎる。ここでも危うくストールしかけて瞬時に5つのポジションを失った。リード争いの権利を早々に失ったことでプライムタイヤに乗り換えたことが結果的に功を奏したが、正面切っての2位とは言えない。ただしオー・ルージュからの加速でアロンソに並びかけた切れ味はすばらしかった。
3 ルイス・ハミルトン(リタイア):5.0
ブリスターに苦しむレッドブルに対抗すべくタイヤを大事に使って勝機を見出しかけていたが、小林とのバトルの結末は彼にとって最悪のものとなった。ザウバーがDRSを活用してアウトから並びかけてきたところの確認を怠って必要以上に幅寄せしリアタイヤを引っかけてスピン、ガードレールにハードヒットしてレースから去った。
4 ジェンソン・バトン(3位):8.5
ステディであり、ファイターでもあり、それでいてだれよりクリーンなドライバー。レ・コームでアウトからスーティルとアロンソをパスしたのをはじめ、きちんとバトルの相手にラインを残すフェアなバトルに終始しながら順位を上げ続けた。タイヤのマネジメントも超一流、予選はチームのミスで失敗したがレースではもっとも輝いた。
5 フェルナンド・アロンソ(4位):6.5
ややタイヤ戦略で後手を踏むレースとなったが、今日はそもそもの素性からして勝負にならなかったか。フレッシュタイヤのペースを維持するのが困難なレースだった。5周目のプーオンでマッサのインに飛びこんだのはやや楽観的な動き。チームメイトに対するアタックとしては褒められないが、これが立場の違いというものかもしれない。
6 フェリペ・マッサ(8位):5.5
輝きを取り戻しつつある予選を経て序盤はいい走りを見せていたが、プーオンでチームメイトの無理な飛びこみに退却したところでハミルトンのアタックに曝されポジションを2つ失う。抜かれてからはやや元気なく、タイヤ交換後に中団に埋もれて苦労した。プライムタイヤ交換後わずか2周で再ピットインしたのは謎。
7 ミハエル・シューマッハ(5位):7.5
不運の予選から一転、決勝のペースは抜群でチームメイトを存分に追いつめた。さすがのスパ・マイスターといったところだが、ところどころでインをなめるようなライン取りだったのが少し気になった。コースをワイドに使う切れそのものはやはり衰えているようにも見える。
8 ニコ・ロズベルグ(6位):7.0
ハイライトはスタート直後、パーフェクトな蹴り出しからベッテルを捉えて中国以来のリーダーに躍り出た。ただし夢もここまで、レースペースはトップ3チームに及ぶべくもなく、最後は燃料セーブのためにスロットルを抜いていつもの位置でのフィニッシュとなった。
9 ブルーノ・セナ(13位):4.5
ニック・ハイドフェルドを押しのけて収まったシートで予選7番手を獲得、チームの決断が正解だったかはともかく、不正解でなかったことは証明した。ただしよかったのはここまで、スタート直後のラ・スルスでアルグエルスアリに特攻してすべてを台無しにした。
12 パストール・マルドナード(10位):2.0
予選Q2のアタック中にハミルトンにパスされ、頭に血が上ったか仕返しとばかりにストレートで幅寄せしてサイドからぶつかっていった。過失だとしても迂闊に過ぎ、わざとだとしたら最低の行為。初ポイントを獲得したがこういうことをするドライバーを信用するわけにはいかない。
14 エイドリアン・スーティル(7位):7.0
開幕当初の不調はどこへやら、安定して52秒台を刻む正確なドライブで6ポイントを持ち帰りポイントランキングで小林を急追。チームもザウバーを追いつめている。マシンの素性に加えドライブにも不安なく、シーズン後半に向けて中団でもっとも注目すべきドライバー。ランキング9位を狙う。
16 小林可夢偉(12位):5.5
ハミルトンのクラッシュと関係したことについてはおとがめなし、実際まっすぐブレーキングしていただけなので責任という話にはならないところだろう。セーフティカー導入中にタイヤを交換して集団にとりつくも、レース再開後のペースは悪く少しずつ取り残されていった。接触のダメージがあった可能性もあるが、仮に素の戦闘力だとしたらもはや中団でも互角以下、苦境は続く。
17 セルジオ・ペレス(リタイア):4.5
あいかわらずスタートに失敗して順位を落としかけたものの、事故を利して7番手を取り戻す。しかしブエミとの事故の責任を問われてドライブスルーペナルティを受けてポイント圏内から脱落した。ペナルティは受けなくてはならないが、スタート直後の責任を22周目に問われたタイミングは気の毒。セーフティカー導入前なら展開も違ったはず。最後はトラブルでクルマを降りた。
19 ハイメ・アルグエルスアリ(リタイア):6.5
素晴らしい予選も、セナの無謀すぎる特攻にレースを終えた。責任は皆無、怒っていい。